絶縁劣化が起こる要因

query_builder 2023/12/01
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絶縁劣化とは、電気機器の絶縁抵抗が低下して電気が漏れやすくなる現象です。
機器の故障や火災などの危険が高まるため、原因をしっかり把握して対策する必要があります。
そこで今回は、絶縁劣化が起こる要因について解説いたします。
▼絶縁劣化が起こる要因
■電気的要因
絶縁材料に電圧を印加すると電界が発生し、分極や電子移動などの現象が起こる状態です。
これらの現象は、絶縁材料の内部に応力や熱を発生させ、絶縁劣化の原因を生みます。
■機械的要因
機械的要因とは、外力や振動などによって絶縁材料が損傷を受けた状態です。
損傷すると絶縁材料の物理的な性質が変化するため、電気的な特性にも影響を与えます。
例えば損傷によって絶縁材料の厚さが減少すると、電界強度が増加して絶縁が破壊される危険性が高まります。
■環境的要因
環境的要因は、周囲の温度・湿度・空気中の化学物質などの条件が絶縁材料に影響を与える状態です。
これらの条件は、絶縁材料の化学的な反応や物理的な変化を促進し、絶縁劣化を加速させます。
■熱的要因
温度の上昇によって分子運動が活発化して、物理的な膨張や収縮を起こした状態です。
例えば、温度が高いと絶縁材料の抵抗値が低下して漏れ電流が増加し、発熱や劣化を引き起こす場合があります。
▼まとめ
絶縁劣化は、電気的要因・機械的要因・環境的要因・熱的要因などによって起こります。
放置すると故障・火災などの危険が高まるため、適切に対処しましょう。
当社は、草加市をメインに電気設備に関する工事を承っています。
経年で古くなった設備の改修工事にも対応しておりますので、事故が発生する前にぜひご相談ください。

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