キュービクルの交換が必要な理由とは

query_builder 2023/07/01
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発電所から送られてくる電力は非常に高電圧で、電圧を変えないと使えません。
そのために必要な機器をまとめた設備を「キュービクル」と言い、定期的に交換を行っています。
今回は、キュービクルの交換が必要な理由について見ていきます。
▼キュービクルの交換が必要な理由
■寿命
キュービクルは、変圧器・断路器・保護装置といった複数の機器が1つの設備となって機能しています。
寿命はおよそ25年程度ですが、複数の機器で構成されている以上、同じタイミングで交換時期を迎えるとは限りません。
そのため、それぞれの機器の状況を常に把握したうえで、必要に応じて部分的に交換を行います。
ただ25年が近づいてきた時点では寿命と判断し、全面交換を行うケースがほとんどです。
■電気事故の防止
発電所から送られてくる電気は6,600ボルトと非常に高電圧のため、100ボルトもしくは200ボルトに変圧する必要があります。
キュービクルは発電所からの電圧を受電して変圧し、必要な場所に配電する設備です。
そのキュービクルに何らかの異常があった場合、漏電をはじめとする電気事故の発生につながります。
定期的な点検と交換によって、キュービクルが原因で起こる電気事故を防止することができるのです。
■事業に与える損害の抑止
キュービクルが設置されているのは、多くの電力を必要とする工場や倉庫・商業施設などです。
こうした施設では照明やエアコンといった電気機器だけでなく、通信機器にも多くの電力が使われています。
もしキュービクルの交換時期を見誤ってしまったら、事業に与える損害は計り知れません。
早めにキュービクルを交換することで安定した電力供給を保ち、事業に与える損害を抑止する効果があります。
▼まとめ
キュービクルの交換が必要なのは「寿命」「電気事故の防止」「事業に与える損害の抑止」といった理由からです。
安全に電気を供給し、事故や損害を未然に阻止することにつながります。
『東武電設株式会社』はさまざまな電気設備工事を承っておりますので、キュービクルに関することはお気軽にお問い合わせください。

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